「今日は東の空が綺麗なんですよ」
「もうちょっと目がよかったら、もっと世界は広く見えたのかな」
見た目
明るいオーク色の髪を持つ。向かって右側の前髪が少々長め。
頭のてっぺんにはくるんと短いアホ毛がある。
鈍い藍色の瞳は若干垂れ気味。トロンとどこか夢見心地。
灰色のセーターを着用している。
概要
代々PSI(超能力)を受け継ぐ由緒正しき家系の生まれであり超のつくほどのお坊ちゃん。
その力はとても強く、手を使わずに物体・液体・気体を操作できる程度の能力(テレキネシス)を持つ。
能力は色々と応用することが可能であり、そのポテンシャルは未だ未知数。
彼自身はおっとり穏やか、常に敬語なにこやかなキャラクター。
人も良く、誰であっても優しく紳士的に対応する。
生来気持ちの起伏の波が小さく、激しい感情はもともと持ち合わせていない。
ただよくボーッとしており、セリフに空白(「……」)がよく生まれる。
そしてド天然なため、まれに予想外のボケをかますことがある。
使用人で幼馴染の空野夏生に全幅の信頼を置いており、自身が呼び捨てで呼ぶ唯一の人物である。
夏生と2人きりの場合のみ、いつも使っている敬語がほんの少し崩れるらしい。
10歳離れた兄、春伸(はるのぶ)がいる。
年の差も才能差もあるがとても仲の良い兄弟。ただし兄は両親に反発して家を出た。
現在は親族内では冬彦のみが春伸と細々と連絡を取り合っている。
産まれて直ぐ罹った病気のせいで左目の視力が極端に悪く、視界はほぼ右目だけで補っている状態。
左目を前髪で隠し気味にしているのは「見えない目を覗き込まれたくない」という理由から。
口調
「……勝利の星はすぐそこ……だといいのですが」
「イーブン……ですか」
「今日の星空……じゃなくて 試合のことを考えないと」
「……あっ 決まったみたいですね」
「……あれ もう終わっちゃいました?」
「……はっ いつのまにか負けていました……」